Case Studies
犬の外耳炎
犬の外耳炎|症状・原因・治療と受診の目安
「愛犬がよく頭を振る」「耳をかく」「耳から嫌なにおいがする」といった症状はありませんか?
犬の外耳炎は、耳の入り口から鼓膜までの部分に炎症が起こる病気です。放置すると痛みが強くなったり、何度も繰り返したりすることがあります。
今回は、犬の外耳炎について分かりやすく解説します。
❶犬の外耳炎でみられる症状
外耳炎になると、次のような症状がみられます。
頭を何度も振る
耳を後ろ足でかく
耳を床や家具にこすりつける
耳が赤い、腫れている
耳あかが増える
耳から嫌なにおいがする
耳を触ると嫌がる、痛がる
片耳だけに症状が出る場合と、両耳に出る場合があります。
❷犬の外耳炎の主な原因
外耳炎の主な原因には、次のようなものがあります。
耳の中で細菌やカビの仲間が増える
アレルギー
耳ダニ
草の種などの異物
耳の中の蒸れや汚れ
耳の中のできもの
垂れ耳の犬や、耳の中に毛が多い犬、皮膚のアレルギーがある犬などは外耳炎を起こしやすい傾向があります。
外耳炎は、耳の中の菌だけを抑えても、アレルギーなどの原因が残っていると再発することがあります。MSD獣医マニュアル
❸犬の外耳炎の検査
診察では、いつから症状があるか、過去にも外耳炎を起こしているか、皮膚にもかゆみがないかなどを確認します。
耳の中を専用の器具で観察し、耳あかを採取して、増えている菌や耳ダニなどを調べます。症状を繰り返す場合や片耳だけ治りにくい場合は、ほかの検査が必要になることもあります。
来院前の耳掃除はお控えください
受診前に耳掃除をすると、耳あかやにおいなど、原因を調べるための手がかりが少なくなってしまいます。
正しい状態を確認するため、来院前は耳掃除や市販の点耳薬の使用を控えてください。すでに薬を使用している場合は、薬の名前と最後に使った日をお伝えください。
❹犬の外耳炎の治療
治療方法は、原因や耳の状態によって異なります。
耳の中をきれいにする
菌に合った点耳薬を使用する
痛みや炎症を抑える
耳ダニを駆除する
アレルギーを治療・管理する
見た目がよくなっても、耳の奥に炎症が残っていることがあります。自己判断で薬をやめず、再診で治ったことを確認することが大切です。
家庭で綿棒を耳の奥まで入れると汚れを押し込んだり、耳を傷つけたりすることがあります。耳掃除の方法や回数は、獣医師の指示に従いましょう。
❺動物病院を受診する目安
頭を振る、耳をかく、においがするといった症状があれば、早めに受診しましょう。
特に次のような症状がある場合は早急な診察が必要です。
強く痛がる
血や膿が出ている
頭を傾けたままにしている
ふらつく、まっすぐ歩けない
元気や食欲が低下している
炎症が耳の奥まで広がると、聞こえにくくなったり、体のバランスを保ちにくくなったりすることがあります。MSD獣医マニュアル
❻犬の外耳炎は予防できる?
外耳炎の予防では、耳の状態を定期的に確認することが大切です。
ただし、耳掃除のしすぎは耳を刺激することがあります。健康な犬に必要な耳掃除の回数は、その子によって異なります。赤み、におい、耳あかの増加など、小さな変化に気づいたら早めにご相談ください。
⭐まとめ
犬の外耳炎は、菌、アレルギー、耳ダニ、異物など、さまざまな原因で起こります。原因を確認せずに耳掃除や薬だけを続けると、何度も繰り返すことがあります。
高ヶ坂動物病院では、耳の症状だけでなく、皮膚の状態や生活環境、これまでの経過も確認しながら治療方法を考えます。
町田市の高ヶ坂・成瀬、町田駅周辺や成瀬駅周辺で愛犬の耳の症状にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。高ヶ坂動物病院
よくある質問
犬の外耳炎は自然に治りますか?
軽く見えても、耳の奥で炎症が続いていることがあります。頭を振る、耳をかく、においがするといった症状があれば受診しましょう。
受診前に耳掃除をしてもよいですか?
原因を調べるため、来院前の耳掃除は控えてください。耳あかやにおいも診断の大切な手がかりになります。
犬の外耳炎はほかの犬にうつりますか?
細菌やアレルギーによる外耳炎は通常うつりません。ただし、耳ダニが原因の場合は、同居する動物にうつる可能性があります。

